荒尾で本物のフレンチがいただけるtrocadero-トロカデロ-

こんにちは!
いがぐり🌰くるみです。

今日ご紹介するのは熊本県荒尾市日の出町にあります
「trocadero−トロカデロ-」さんです。

お隣は「なかよし保育園」。

荒尾市役所、鮮ど市場の通りを真っ直ぐ進み、荒尾駅を過ぎてイオンタウン(マックスバリュ)荒尾の裏に位置します。

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trocadero-トロカデロ-店内の様子

店内は、テーブルイス席が2席とカウンター席のみ。

フレンチって聞くと襟付きの服‥ドレスコードが気になるところですが

カジュアルな雰囲気です◎

フローリストティアラさん、さすがです

1997年から開業され24年目。

アンティークな雰囲気がステキです!

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パリの星付きレストランで修行

店内入口に気になる額縁を発見!

あの2つ星レストラン「アンフィクレス」で働いていた!?

世界で最も多くの星を持つ有名シェフ「ジョエル・ロブション」

その愛弟子、フィリップ・グルートが独立した「アンフィクレス」は1年目(1990年)で1つ星、2年目(1991年)には2つ星を獲得するという異例の快挙。

その「アンフィクレス」でNISHIDA KAZUHIDEは1991年-1992年働いていたと書いてあるではありませんか(´゚д゚`)!!

パリの星付きレストランのメニュー表

トロカデロの西田さんの実家は和食屋さん。

「大きいザリガニ(ロブスター)を食べてみたい」という思いからフランス料理への道へと進みましたが

東京・大阪のフランス料理をいくら食べ歩いても、美味しいと思うことはなく、「フランス料理は辞めよう」という思いで、本場パリへ。

フランス修行は元々3年までと決められており、いろんなシェフを知りたいとの思いから「アンフィクレス」は1年で辞められましたが

その後は「アピシウス」と「ル・マノワール・ド・パリ」と名店をはしご修行。

ル・マノワール・ド・パリ のカップ&ソーサー

お休みの日には星付きレストランを食べ歩かれていたそうです。

そんな方とは露知らず、足を踏み入れたいがぐり🌰。

さぁどんなお料理がでてくるのでしょうか‥

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これがフレンチ!トロカデロのコース料理

今回はカウンターで

ナイフとフォークがずらーーーっと!

お腹はすいてる?と西田シェフ。笑

オードブル(前菜)

簡易的冷燻キットがでてきました
燻製のいい香り!だけど冷燻だから生のフレッシュサーモン
そんなスモークサーモンをラ・フランスとアボカドで

まずは、パパっと仕上げる「アラミニット」

紫の花はローズマリー、白い花はバジル

ソースはマヨネーズとヨーグルトをベースに、隠し味にイチジクが入っているんだとか。

シンプルなんだけれども、素人は思い付かない組み合わせ。

これぞまさにプロのなせる技、マリアージュです。

お次はパンの上にフランス産フォアグラ、とよみつ姫(いちじく)の赤ワインコンフィチュールにはちみつがけ

フランス料理といったらフォアグラ!という方も多いでしょう。

しかし、トロカデロのフォアグラは他とは違いますよ〜!

実際に焼いているところを拝見しましたが、縮まないんです!!(油がでない)

自分の知ってるフォアグラじゃありません!

なんていうか‥焼き鳥っぽいです!!
(たぶんこの表現間違ってる)

油を食べてるんじゃなくて、肝臓をいただいているという感覚。

一般的には癖がなく食べやすいガチョウを使用されますが、トロカデロさんは鴨のフォアグラを使用。

本当にいいものを仕入れていらっしゃるんです。

それにパンといちじくで爽やかに、はちみつで仕上げるという一品。

ガチョウとイチジクの組み合わせはエジプト、ピラミッドの壁画で有名なんだとか。
ご存じでしたか?

おや!はちみつは以前ご紹介した西川養蜂園さんじゃありませんか〜!

この後でてくるお料理に使用のバルサミコ酢は、イタリア産の有機栽培もの。

奥にみえますレモンフレーバーのオリーブオイルも聞いたことありません。

阿蘇あか牛のローストビーフにかぶのマリネ、レタスのしゃぶしゃぶ

ここまでが前菜とのこと。まじ?笑

玉ねぎのみじん切りにピンクペッパーと山椒の実がアクセント。

フランス料理は創作料理なので、和食と似ていると西田シェフ。

確かに‥ここまで食べてきたところ、素材そのものを活かしたものが多く、野菜が多いのも和食と似ている‥。

フレンチはさらにフルーツもたっぷり。ワインが飲めない方も、フルーツの酸味で口の中をさっぱりとリセットする役割もあるんだとか。

魚料理(ポワソン)

次に西田シェフが取り出したのは、塩漬けのケッパー。

酢、油のいわゆるピクルスビネガーのケッパーではありません。

それに自家製のドライトマトとオリーブ。

それをスズキと牡蠣でアクアパッツァに!

仕入れ状況によってはムール貝も登場。

あさりはこの時期小ぶりなので牡蠣でアクアパッツァにしてみたそうです。

まさに旬の創作料理、これが本場のフランス料理だったとは。

ナイフの並びにスプーン?

左右で厚さが違い、ナイフにもなるスプーン。

平べったいのでソースをすくいやすく、
「ソース・ア・ラ・キュイエール」と呼ばれるそうです。

ポワソン(魚)スプーンとよく呼ばれますが‥

ソースをいただく目的ならソース・ア・ラ・キュイエールが正しいですね。

キュイエール=フランス語でスプーン

見てください、素材が輝いています。

味付けは魚介類の臭みをとるための塩のみ。
出汁を効かせて調味料は最低限に。
やはり和食に似ています。

ここにパスタを入れてもよさそう・・
と思う方が多くいらっしゃると思いますが

レストラン「trocadero-トロカデロ-」としては非常に悩ましい要望なんだそう。

というのも、フランス料理・和食のカテゴリーから考えると

パスタはビストロ、日本で言うとファミリーレストランの類になるからです。

正式に補足すると
レストラン 料亭
ビストロ 食堂
ブラッスリー ファミレス

また、イタリア料理は油と香辛料を使用するので、中国料理に近い。との見解も述べられていて、とても勉強になりました!

それにしてもこのパン美味しいな、、どこのパン屋さんです?と聞くと

「もちろん手作りですよ」

( ゚д゚)ハッ!

肉料理(アントレ)

なんとベーコンも手作り

それをきのこと炒めて・・・

お待たせしました!お肉のメイン料理です

頬肉の赤ワイン煮にマッシュポテト、りんごのはちみつキャラメリゼ

はい、
これが食べられるのは日本でも貴重です。

なんでかと言うと、
先ほど述べました西田シェフの師匠「アンフィクレス」のフィリップ・グルート氏のスペシャリティが「牛ほほ肉の赤ワイン煮」なんです。

しかも、西田シェフは「アンフィクレス」でお肉部門担当だったというのですから更に驚き。(当時の日本人では考えられません)

下のマッシュポテトも、ジョエル・ロブション氏が日本で広めたと言われます。

そんな牛ほほ肉とマッシュポテトをいただいてみると・・・
しっかりとほほ肉を感じます!!
やっぱり感想が下手すぎる)

よく耳にする「歯がいらない!溶ける~」
・・・それは脂です。(本当にほほ肉?)

マッシュポテトは粘度が低く、さら~っとしていて、とっても滑らか!
そしてバターの香りがとってもいい!
(でもバターは少量らしいです)

いや~、贅沢な一皿でした・・・

デザート

そんな私の前に次に現れたのは「モンブラン」

もちろん手作りです( ゚Д゚)

ほうじ茶といただきます♡

もう感服です、最高。

ここまでいただいて、当日、翌日感じたことは
「喉が渇かない!」

本物のフレンチは減塩だったのだ・・・
いわゆる外食ってやつじゃないですね。

著名人たちが毎日外食しても病気にならない理由が分かった気がします。

もちろん、胃もたれもなく、ただ満足感だけに包まれました。

そんな私がいただいたコース料金は、ご想像にお任せします(高いってことです)

仕入れ状況によって内容、料金が変わりますので、詳しくはお尋ねくださいね。

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trocadero-トロカデロ-の情報

店名「トロカデロ」は西田シェフが滞在していたパリ16区、エッフェル塔向かいの広場の名前です。

荒尾のこんなところで・・・本場のフランス料理がいただけるなんて、びっくりですよね。

現在は仕込みから全てお一人でされているので、大変なことが多いかと思いますが、それでも「本当のフレンチ」を地元で提供なさっています。

コロナで海外へ行くことも難しい今、本場のフランス料理を味わいたい!という方に是非オススメしたい「trocadero-トロカデロ-」。

料理人を目指す人も一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

料理教室も行われているようですよ(^^)/

トロカデロさんのホームページ

西田シェフオススメのお蕎麦屋さん

西田シェフが足繁く通うキミーズコーヒーさんとヒビネさん

個人的に似た雰囲気を感じる「本物のレストラン」

最近いろんなお店の方からよく伺うのが、匿名で口コミを自由に書ける環境下で、残念ながら、悪い評価をあちらこちらに書き込む方がいるそうです。

競合店がライバル心から、知り合いが親切心から・・・
食べたこともないのにデタラメなことを書き込んだり

どこが悪かったか具体的に書いてくださるならまだしも「最悪」とだけ書き込むコメントも。

人間の好みは多種多様なので否定はできませんし、当ブログもあくまでも個人的意見を述べています。

ですが、結局は百聞は一見に如かず。

五感のうち耳だけ使わず、目、鼻、口、手も使いましょ!

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